壁式構造のマンションのリノベーションでは動かせない壁(構造壁)が結構邪魔な存在です。今回はその邪魔な存在である壁を生かしたプランを考えてみました。部屋の中央にある構造壁に対し垂直ではなく30度角度を振った壁を設けることにより空間に変化を生み出しています。斜めの壁に沿った床を石貼りとし路地のような空間を創ります。路地に面し板張りの踏込と畳スペースを設け、少し和風モダンなイメージとしています。路地の反対側は、構造壁により緩やかにリビングスペースとダイニングスペースに仕切られた空間です。カリモク60やマルニ60などの家具が似合う、ジャパニーズモダンのインテリアがお奨めです。また北欧家具とも相性がよい空間です。オープンキッチンの奥には独立した洗濯スペースを設けていますので効率的に日々の家事が行えます。洗濯機を置かない洗面室は、ゆったりとしたパウダーコーナーとして使えます。玄関廻りには十分な納戸、大型シューズボックス、クロークを設けました。
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